家庭教師の選び方

西宮市の個人契約家庭教師ダイアログです。

今回は、家庭教師をやってみたいと思っているけど、いったいどうやって決めたらいいか分からない…。そんな方のために記事を書きました。

 

家庭教師は安くない!でも流されて決めがち。

私は学生時代に家庭教師の大手で事務所スタッフとしてアルバイトをしていたのですが、いつもその金額の大きさに驚愕していました。

業者にしろ個人契約にしろ、家庭教師を検討している人の関心はやはり「価格」ではないでしょうか。自分が言うのも何ですが、「家庭教師は高い」です。

リーズナブルとはいえ、個人契約でも安くはありません。それだけの価値があるからやっているのですが。契約の仕方にもよりますが、月数万円の出費。

でも、あまり内容を検討せずに家庭教師を決める保護者の方は多いように感じます。

 

<マンションを借りるのと同程度の出費>と考えて

たとえば、お子さんが第一志望の大学に合格したとします。ただし、西宮の自宅から通うのは難しく、独り暮らしのマンションを借りることになったとします。月数万円、大きな出費です。

その時、部屋の内見もせず、不動産屋の営業さんに言われるがまま契約はしないですよね?間取り、築年数、日当たり、設備、周りのお店はどうか…気になることはたくさん。

部屋を決めるときはみんな真剣

見た感じの条件は希望通りだとしても、実際に行ってみるとイメージと違うなんてことも。住み始めてから不満が出たとなれば、解約して引っ越すのは超大変だし、またお金もかかる。そんなことがないように、丸一日、もしくは数日かけてしっかりと見比べて決めると思います。

 

業者の人は「熟練の営業さん」です。

では、家庭教師の契約ではどうでしょう。大手さんに連絡すると、「カウンセラーがお伺いして詳しいお話をします」などと言われます。

家庭教師の営業さん

カウンセラー、プランナーなど業者によって名称は違いますが、要は営業さんです。

「一番安いコースは経験のない大学生ですよ」
「人気教師はすぐ埋まりますよ」

不安をあおり、言葉巧みにその場で高額の契約を求めてきます。

大手のスタッフをしていた私の感覚からすると、営業力のある熟練の社員さんが訪問した場合の契約率は、9割以上です。つまり、そのくらいの人が比較することなしに契約先を決めているということです。

 

比較しようにもポイントが分からない

なぜ比較なしで決めてしまうのでしょうか。

もちろん営業さんの巧妙なやり口も一因でしょうが、一つは比較するポイントがはっきりしないからです。マンションを決める場合、定番の条件(間取り、日当たり、築年数など)はある程度決まっているので、その中から自分が優先するポイントを選べばよいことになります。

家庭教師の場合、明確なポイントはありません。自分なりの比較するポイントをはっきりさせないまま営業さんと話してしまうと、営業さんの話が全てのような感覚におちいってしまいます。

他の業者と話をするのも面倒なので、「まあ大手だから大間違いはないだろう」という感覚で契約をしてしまうのです。非常にもったいないです。

 

元スタッフが教える家庭教師の見極めポイント

では、どんな点を意識すればよいのか。大事なポイントのベスト6を挙げます。

☆1☆ 体験授業が受けられる【必須
☆2☆ 教師の話が大事。営業さんは参考程度
☆3☆ 話が単純明快
☆4☆ 目的に合っている
☆5☆ 日程の融通が利く
☆6☆ ビジョンを示してくれる

各項目について詳しく説明していきます。

体験授業が受けられる

契約前に、担当の教師から体験授業が受けられることは最も重要です。体験授業がないのは正直、問題外です。そもそも比較ができません。

当たり前のはなしですが、家庭教師の指導効果は教師の能力により大きく左右されます。これについては一回の体験授業と面談でかなりの情報が得られます。

信頼を得る家庭教師の先生

万が一、体験授業なしで契約したとしましょう。指導開始まで不安な数週間を過ごすことになります。もしイメージと違う教師が来た場合には多くの無駄な時間とコストを費やすことになるでしょう。個人契約の場合、ほとんどが無料体験授業を実施しているようですが、業者では少ないです。

体験授業の有無のほか、個人契約には他にもメリットがあります。以下にメリット・デメリットをまとめていますのであわせてお読みください。

ホームページなどで体験授業のことが明記されていない業者さんでも、強く希望すれば対応してもらえる場合もあるようです。問合せ時に聞いてみてもいいかもしれません。

教師の話が大事。営業さんの話は参考程度

営業さんたちは会社からノルマを課せられています。不安をあおるような話をし、いろいろ提案をしてきますが、全部お金がかかります。生徒さん本人のことを全く考えていないということはありませんが、半分は高額な契約(高いコース、長い指導時間、高いオプション等)を交わすための営業トークだと考えましょう。

大事なのは営業さんではなく体験授業をしてくれた教師の話をよく聞くことです。

教師の話が単純明快

自己紹介、契約内容、日程、指導計画など、教師から保護者様に話さなければならないことはたくさんあります。そのタイミングが教師を見極めるチャンスです。

説明に不明瞭なところがないか、ごまかしたり煙に巻くような言動がないかというのは重要です。

聞き手に合わせ、情報を整理し、明確に話すスキルは家庭教師にとって必須です。

「この人、何言ってるのか分からない」「難しいこと言ってるな~」と思わせる人は家庭教師には向いていません。

自分が生徒になった気持ちで、その人のスキルを見極めましょう。

いろんなことを話す家庭教師

目的に合っている

営業さんは「良い教師」「人気の教師」というあいまいな評価で教師ををめますが、「その目的ならこの人です」という勧め方はあまりしません。

家庭教師を検討している人には明確な目的があるはずです。難関校合格、偏差値10UP、赤点回避etc…それらの目的を本当に達成してくれるのか、その根拠はあるのかを見るようにしましょう。しっかりと「何のために家庭教師を頼むか」を事前にしっかり明文化しておくとよいでしょう。

ビジョンを示してくれる

しっかりとした目的意識を持ち指導に臨んでいる教師は、体験授業の時点で生徒さんの現状・特性、目標といった情報を総合し、目標達成までのプロセスをイメージしています。具体的な学習計画に落とし込むのは作業に時間がかかりますが、体験授業が終わった時点で大まかなビジョンはできています。

「△月までに○○を終え、そこから過去問演習と□□の2本立てにしましょう」
「◇月までは、教科書レベルの復習に充てさせてください」

初回でもこのようにビジョンを伝えてくれる教師は、相当の経験と計画性がある証拠だと思います。私たちは生徒さんの学力向上と同じくらい、保護者様にいかに安心してもらうかを考えているからです。「とりあえず始めてみましょうか」という雰囲気で始めると、そのままダラダラと場当たり的な指導が続く可能性があります。

 

いくつか比較して決めてください

以上のポイントに料金と予算などの諸条件を加えて比較検討をすることになります。ポイントが分かると、契約を踏みとどまるきっかけになります。少しでも疑問を持ったら、ためらわずに「いったん保留で」と伝え、他の体験授業を試してみましょう。

繰り返しますが、安くない契約です。また、いったん始めてしまうと「人と人の付き合い」が生じてしまうので、多少不満があったとしてもスパッとやめるのはなかなか難しいものです。貴重な時間を無駄にしないためにも、しっかりと検討しましょう。その際、対応が早く、無料体験授業を頼める個人契約の家庭教師を候補に挙げることをおすすめします。

家庭教師ダイアログでは、西宮市を中心に、神戸市、芦屋市、宝塚市、その他兵庫県・大阪府各地での指導が可能です。該当の地域で家庭教師をお探しの方はぜひお問い合わせください。