高卒認定とは?何科目合格すれば取得できる?最新の試験科目・科目免除・合格のポイントを解説

高卒認定とは?何科目合格すれば取得できる?最新の試験科目・科目免除・合格のポイントを解説

「高校を卒業していないけれど、大学や専門学校に進学したい」

「高校を中退したけれど、将来のために高卒認定を取得したい」

このような方にぜひ知っておいてほしいのが、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)です。

この記事では、高卒認定の基本的な仕組みから、最新の制度に対応した正確な合格必要科目数、そして効率よく合格を目指すための学習ポイントまでをわかりやすく解説します。

高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)とは?

高卒認定とは、正式には「高等学校卒業程度認定試験」といいい、文部科学省が実施している試験です。

合格すると、高校を卒業した者と「同等以上の学力がある」と国から認められます。これにより、高校を卒業していない方でも、大学・短期大学・専門学校の受験資格を取得できるほか、就職や公務員試験、各種国家資格の受験においても「高卒と同等」として扱われるようになります。

高校を中退された方や、さまざまな事情で高校へ進学しなかった方、不登校などで卒業を果たせなかった方にとって、進学やキャリアアップの道を切り拓く大切なステップです。

高卒認定は何科目合格すればいい?【最新基準】

高卒認定では、すべての科目を一度に受ける必要はなく、受験者が選択する科目パターンによって原則9〜10科目に合格する必要があります。

新学習指導要領に伴い、現在の必修教科・科目は以下の構成になっています。

教科必修科目と選択ルール
国語国語』(必須 1科目)
地理地理』(必須 1科目)
歴史歴史』(必須 1科目)
公民『公共』(必須 1科目)
数学『数学』(必須 1科目)
外国語『英語』(必須 1科目)
理科以下のいずれかのパターンを選択(計2〜3科目)
・【2科目】『科学と人間生活』 + 理科基礎科目(物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から1科目)
・【3科目】理科基礎科目(物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎から3科目)

※地理歴史で「探究」1科目を選んだ場合は合計8科目、地理歴史で「総合」2科目を選び理科で2科目を選んだ場合は合計9科目となります。

一度に全部合格する必要はありません

高卒認定の大きな特徴でありメリットでもあるのが、「一度の試験ですべての科目に合格する必要がない」という点です。

  • 試験は年に2回(例年8月・11月頃)実施されます。過去に合格した科目は「科目合格」として保留され、次回以降の試験で免除されます。

「1回目の試験で数学と英語に合格」「2回目の試験で国語と地理歴史、公共に合格」というように、自分のペースで段階的に合格を積み重ねることができます。

高校で取得した単位があれば受験免除になる!

高校に少しでも在籍した経験があり、特定の単位を取得している場合、高卒認定試験の該当科目が「免除」になる可能性があります。その場合は全9~10科目を実際に受験しなければならない人は少なく、単位免除を活用することで「実際の受験は2〜3科目だけで済んだ」というケースも珍しくありません。受験準備を始める前に、必ず出身高校から「単位修得証明書」を取り寄せて免除科目を確認しましょう。

高卒認定の難易度はどれくらい?

高卒認定は難関大学の入試とは異なり、高校卒業程度の基礎的な学力を測る試験です。

出題内容は中学の復習〜高校1年レベルの基本問題が中心であり、形式もマークシート方式です。各科目とも100点満点中40点程度が合格ラインの目安とされています。

ただし、学習から長く離れていた方や中学の内容に不安がある方にとっては、独学での勉強開始が負担に感じられることもあります。その場合は、無理に高校レベルから始めず、中学校の基礎からやり直すことが最も確実な近道となります。

独学で目指す?それともサポートを受ける?

高卒認定は市販の参考書や過去問を活用して独学で合格を目指すことも十分可能です。しかし、以下のような悩みを抱える方も多くいらっしゃいます。

  • 何から手を付ければいいかわからない
  • 中学レベルの基礎知識からじっくり復習したい
  • 自分ひとりでは学習習慣が続かない
  • 苦手な数学や英語だけを重点的に教えてほしい

このような不安がある場合は、個別の進度に合わせたサポートを受けられる家庭教師や個別指導を活用するのも有効な手段です。自分の学力やライフスタイルに合った環境で進めることで、途中で挫折することなく着実に合格へ近づくことができます。

まとめ

高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)は、高校を卒業していない方が大学進学やキャリアの選択肢を広げるための心強い制度です。

合格に必要な科目は原則8〜9科目ですが、高校時代の単位免除制度や科目合格制度を利用すれば、無理のないスケジュールで取得を目指せます。

西宮で高卒認定を目指している方で、「何から始めればいいかわからない」「自分に合わせたペースで勉強したい」という方は、まずは現在の免除科目の確認や学力整理から一歩を踏み出してみましょう。