今日は三宮でランチ。センタープラザの地下の「蘭州拉麺 一天一面」へ。アルバイトの方にオーダーシートを渡されます。

パクチー大好きなのでもちろん「有」、葉にんにくは「無」にして。辛いものをたくさん食べられない体質なので、辣油は「少なめ」。ここは平打麺がうまくてオススメなんだけど、幅が広いのは麺がからまってすすりにくいので、「細平打麺」を。
また今日は拉麺とは別に、おつまみメニューのハチノス(牛の第二胃)の辣油和えを注文。これを蘭州拉麺の上に。

こないだ来たとき隣に座ったお兄さんが、この頼み方をやってて「ハチノス!そういうのもあるのか」と。さっきまで仕事で、しこたま牛の胃腸を検査した後だけどね!お食事中の方スミマセン。
ホルモンは夕食って感じ。昼から食べるのは何となく罪悪感。でもうまい。
味
手延べの麺がとてもおいしい(熟練の技っぽいけど、やってるのはアルバイトの人?でもうまいのでOK)。スープも牛骨のすっきりした味にホルモンのうまみも加わって最高。大根も箸休めにGOOD。辣油もおいしいんだけど、もう少し唐辛子の味を抑えて、花椒のシビレ強めが好み。全体的に「食事」というより「飲み」の味付けかな。断酒中なのでメニューにノンアルコールビールがあるとさらに良いんだけど。
ボリューム
まあ、ふつう。替え玉もあるけど、なんとなく替え玉って感じの味じゃない。
あいま度
注文してから麺を仕上げるためか、出てくるまでに8分くらい。葉ニンニクは抜いてるので、そのにおいは大丈夫そう。パクチーは大好きなのでしっかり入れてもらってるけど、においはあるよね。近くにいるとき、気になるものなのだろうか・・・。指摘されたら考えようw
・決済方法
現金、PayPay
・お茶・お水
金属製のコップでお水を出してくれる。花椒でしびれた舌に水がウマイ。
ごちそうさまでした!
【家庭教師の小コラム】ウシの胃

学びのタネ【中学理科/高校・生物】
「ウシには胃が4つある」という話を聞いたことがあるかもしれません。実際、ウシの胃は第一胃から第四胃に分かれており、それぞれが異なる役割をもっています。そのうち、ホルモンの名前として「ハチノス」と呼ばれるのが第二胃です。焼き肉のほか、イタリア料理ではトマト煮込みなんかで食べられている、見た目のわりに世界的にも人気の食材です。「蜂巣胃」とも呼ばれ、その名の通り、蜂の巣のようなひだが特徴です。
第二胃の役割はいくつかあるのですが、1つは第一胃と協力して「草を消化する」という大仕事の中心的役割を担っています。ウシのお食事は主に草。草は植物ですから、その細胞の周囲は細胞壁という強固な構造で守られています。そして細胞壁の主成分はセルロース。ヒトはもちろん、ウシ自身もセルロースを分解する酵素はもっていません。ではどうしているかというと、第一胃・第二胃内では、細菌や原生動物が住み着いており、それらの微生物がセルロースを消化する働きをしています。第二胃は筋肉質で、食べものを中に含んだ状態で収縮することにより、第一胃内に噴射してかきまぜ、消化を助ける役割もしています。この動きは第一胃・第二胃は食物をよく噛み直す「反すう」の行動にも関連しています。
(なお、この動きをつくる筋肉は、内臓ですから当然平滑筋です。ホルモンを食べた時の歯ごたえのあるコリコリの部分、実は平滑筋を食べているんですね~)
また、第二胃は「栄養素の吸収」もおこないます。生物を学んでいる皆さんは「胃の役割は消化だけでしょ?」と思うかもしれません。たしかに食事中のタンパク質の多いヒトにおいて、消化管の中での胃の役割としてはペプシンによるタンパク質の消化が重要です。しかし、ウシの第一・二胃はVFAとよばれる重要な栄養素を吸収をおこなっています。その証拠に、ウシの第一胃や第二胃には「第一胃乳頭」「第二胃乳頭」とよばれる小腸の柔毛のような、粘膜の表面積を広げて効率よく栄養を吸収できる構造があります。
また、第二胃には「食べたものを選別して送り先を変える」という驚きの働きもあります。
ちなみにハツは心臓です。焼肉屋さんやお肉屋さんでハチノス、ハツ、カルビを注文すれば、それぞれ「平滑筋」「心筋」「横紋筋」の違いを観察でき、歯ごたえや味わいでも違いを感じることができます。ぜひ試してみてください。