
新年度が始まって1か月が経ちました。
西宮市で中学受験の家庭教師をしていると、5月くらいからだんだんと“空気”が変わり始めるのを感じます。
新学年スタート時は、「今年は本番。頑張ろう」「まずは塾に慣れよう」などと前向きな雰囲気だった家庭も、
GWが終わる頃には、「宿題が終わらない」「算数が急に難しくなった」「公開テストの順位が落ちた」「親子ゲンカが増えた」とだんだんと悩みが増えてきます。
また、この時期から増えるのが、
「家庭教師って必要なんでしょうか?」
という相談です。
西宮市は中学受験する子が多いからこそ、周りの様子が目に入りやすく焦りやすいです。
電車の中で希や日能研のバッグを持った小学生を見かけるのも日常ですし、学校でも自然と塾やテストの話題が出てきます。
だからこそ、
「周りは順調そうなのに、うちだけ苦しそう…」
と感じやすい地域でもあります。
この時期に多いのが、算数の失速です。
中学受験塾では、5年生以降から内容が一気に抽象的になり、学校で習う内容からはなれていきます。すると、解説を読んでも理解できなかったり、「わかったつもり」で進んでしまったり、という状態になりやすい。特に浜学園や希学園のような進度の速い塾では、「一度止まると立て直しが大変!」というケースも少なくありません。
西宮で家庭教師の問い合わせが増えるのは、このタイミングです。
家庭教師をつける家庭は、意外と灘や甲陽の「最上位層」だけではありません。
「家庭教師=超難関校向け」
というイメージを持つ人もいますが、実際は少し違います。
むしろ、
「算数だけフォローしてほしい」
「宿題整理を手伝ってほしい」
「親が教える限界を感じた」
という理由で利用する家庭が増えています。
特にこの時期は、まだ「完全には崩れた」という感じではないけれど、ちょっと危ないかな、くらいの家庭が動き始めるイメージです。ここで早めに補強できると、夏以降、かなり伸びるケースもあります。
ただ、「とりあえず家庭教師」は危険です。家庭教師を始めれば必ず解決するものでもありません。
「睡眠不足」「勉強時間の詰め込みすぎ」「疲労」が原因なら、さらに勉強を追加することで逆効果になることもあります。
特に西宮の中学受験家庭は、教育熱心な分だけ、家庭内が受験一色になりやすい。
だからこそ、いわゆる「伴走役」としての家庭教師がハマるケースもあります。
ここで、
今のやり方で回っているか?
子どもが潰れそうになっていないか?
親子関係が悪化していないか?
を見直しておくと、夏以降の失速を防ぎやすくなります。
家庭教師が必要かどうかは家庭によります。特に西宮では、「周囲に合わせること」から少し距離を置き、本当の自分たちの目的は何なのかを見つめ直すことを優先すべきだと思います。
