
「高認試験を受けたいけれど、難しいのでは?」
「どのくらい勉強すれば合格できる?」
「合格率はどれくらい?」
高認試験(高等学校卒業程度認定試験)を受験しようと考えている方にとって、試験の難易度は気になるところです。
この記事では、高認試験の合格率や科目、難易度、勉強のポイントについて分かりやすく解説します。
高認試験は難しい?
結論からいうと、高認試験はしっかりと対策をすれば合格を目指せる試験です。
ただし、必要な科目をすべて一度に勉強しようとすると、負担が大きくなることがあります。
高認試験は高校で学ぶ内容を基礎として出題されます。大学受験のような高度な問題を解くことが目的ではなく、高校卒業者と同等以上の学力があるかを認定するための試験です。
そのため、学校の勉強から長期間離れていた人の場合は、「試験問題そのものが非常に難しい」というよりも、複数の科目を計画的に勉強することが大変だと感じるケースがあります。
高認試験の合格率は?
高認試験では、「すべての必要科目に合格して大学入学資格を取得した人」と「一部の科目に合格した人」が分けて集計されています。
2026年度(令和8年度)第1回試験では、
受験者数:8,090人
高卒認定試験合格者:3,086人
でした。
単純に受験者数に対する全科目合格者の割合を計算すると、約38.2%です。
ただし、この数字だけを見て「高認試験は4割弱しか受からない難しい試験」と判断するのは適切ではありません。
高認試験には科目合格制度があり、一度合格した科目は次回以降の試験で免除されます。つまり、1回の試験ですべての科目に合格する必要はありません。
高認試験は何科目ある?
2026年度から高認試験の制度が変更され、「情報」が新しい試験科目として加わりました。
現在の試験科目は、
国語
地理
歴史
公共
数学
理科
英語
情報
です。
理科については選択方法によって必要な科目数が変わり、合格に必要な科目数は9科目または10科目となります。
ただし、高校で修得した単位などによっては、試験科目の免除を受けられる場合があります。
高認試験が難しいと感じやすい理由
高認試験の難しさは、問題のレベルだけではありません。
もくじ
必要な科目が多いため、計画を立てずに勉強を始めると途中で負担が大きくなってしまいます。
特に中学校卒業後、ほとんど勉強していない期間がある場合は、基礎から復習する必要があります。
高校に通っている場合は授業で学習できますが、高認試験を目指す人の中には、高校を中退した人や学校に通っていない人もいます。
その場合、自分で学習範囲を確認し、勉強を進めなければなりません。
国語や英語、数学などは、基礎ができていないと勉強を始めてもなかなか点数が伸びないことがあります。
特に数学は、以前に学習した内容が次の単元につながるため、分からないところをそのままにしないことが重要です。
1回ですべて合格する必要はない
高認試験では、1回の試験ですべての科目に合格する必要はありません。
例えば、第1回試験で得意科目を中心に受験し、残った科目を第2回試験や翌年度以降に受験することも可能です。
一度合格した科目は記録されるため、残りの科目に集中して受験できます。
そのため、
「10科目近くあるから全部を一度に勉強しなければならない」
と考える必要はありません。
自分の学力や勉強できる時間に合わせて、受験科目を分けることも大切です。
高認試験に合格するための勉強法
高認試験の対策では、まず現在の学力を確認することが大切です。
まずは実際の過去問を確認して、どのような問題が出題されるのかを把握しましょう。
文部科学省のホームページでは、高認試験の過去問題や解答が公開されています。
過去問を解いてみて、できなかった問題を確認します。
数学なら、
「計算が苦手なのか」
「方程式が分からないのか」
「関数が分からないのか」
というように、具体的に苦手な分野を見つけます。
いきなり過去問を何度も解くのではなく、分からない分野は教科書や参考書を使って基礎から復習しましょう。
特に長期間勉強していなかった人は、基礎固めに時間をかけることが合格への近道になります。
基礎を身につけたら、過去問を使って実戦的な練習を行います。
「時間内に解けるか」「同じような問題を間違えていないか」などを確認していきます。
高認試験の勉強に家庭教師を利用する方法
「一人では何から勉強すればいいのか分からない」
「数学だけどうしても分からない」
「仕事やアルバイトをしながら勉強したい」
という場合には、家庭教師を利用する方法もあります。
家庭教師なら、生徒の現在の学力に合わせて学習内容を決めることができます。
特に高認試験では、すでに合格している科目や免除できる科目を確認したうえで、残りの科目に絞って学習することが重要です。
一人ひとり必要な勉強内容が異なるため、自分に合った学習計画を作ることが大切です。
高認試験は、決して「簡単な試験」とはいえません。
一方で、大学受験のような高度な問題を解くことが目的ではなく、高校卒業者と同等以上の学力を認定するための試験です。
また、科目合格制度があるため、1回の試験ですべての科目に合格する必要はありません。
大切なのは、
現在の学力を確認する
必要な科目を把握する
苦手科目を明確にする
基礎から勉強する
過去問で実力を確認する
必要に応じて受験科目を複数回に分ける
というように、計画的に学習することです。
「高認試験を受けたいけれど、何から勉強すればいいか分からない」という場合は、まず現在の学力と必要な科目を確認するところから始めてみましょう。
