【夙川中学過去問解説】2021年度 算数 第2回

西宮の家庭教師ダイアログによる過去問解説。今回は夙川中学校の過去問です。

1 計算問題

解説は省略します。

2 小問集合

解説は省略します。

3 図形の体積と表面積

西宮の家庭教師 かきた
西宮の家庭教師 かきた

「図形の体積と表面積」について問題です。図形問題ですが、すべて文章で書かれています。しっかり自分で見取り図を描いてイメージしながら解き進めしましょう。

(1)難易度:★☆☆☆☆

一辺が6cmの立方体の体積は、6×6×6=216㎤です。

これを1辺が1cmの立方体(1㎤)に切り分けると、216個になります。

(2)難易度:★☆☆☆☆

一辺が6cmの立方体を1辺が3cmの立方体に切り分けると、8個に分かれます。800gを8個に切り分けますので、1個あたりの重さは、

800÷8=100(g)

(3)難易度:★★☆☆☆

一辺が6cmの立方体を上図のように1辺が2cmの立方体に切り分けたとき、切る前と比べて表面積はどれだけ増えたかを調べます。

1つの断面積は6×6=36㎠で、それがたて、よこ、高さで2つずつ合計6つあるので、

36×6=216(㎠)

「ペンキ100㎤あたりの重さは1g」なので、
216×\frac{1}{100}=2.16(g)

【別解】

切る前の立方体の表面積は、一辺の長さが6cmの正方形が6面あるので、

6×6×6=216(㎠)

切ったあとの表面積は、1辺の長さが2cmの立方体が27個できるので、

2×2×6×27=432(㎠)

よって、切断により増加する表面積は、

432-216=216(㎠)

「ペンキ100㎤あたりの重さは1g」なので、
216×\frac{1}{100}=2.16(g)

 

解説は省略します。

5 ニュートン算

ニュートン算で情報量が多いので難しそうに見えますが、問題文をしっかり読んでみると、複雑な思考は必要ない基本問題であることが分かります。

(1)難易度:★☆☆☆☆

書いてあることを整理すれば計算できます。

240Lある状態から毎分4Lで120分給水すると、合計の水量は
240+4×120=720(L)
この水量をポンプA2基使って120分で空にするので、
ポンプA1基が1分間にくみ出す水量は
720÷120÷2=3(L/分)

240Lある状態から毎分4Lで40分給水すると、合計の水量は
240+4×40=400(L)
この水量をポンプB2基使って40分で空にするので、
ポンプB1基が1分間にくみ出す水量は
400÷40÷2=5(L/分)

(2)難易度:★★☆☆☆

ポンプA1基とB1基を同時に動かすと、1分間にくみ出せる水の量は、
3+5=8(L/分)

給水管からは毎分4L水が入るので、1分間あたり減る水の量は、
8-4=4(L/分)

よって、水がなくなるのは、
240÷4=60(分後)

(3)難易度:★★☆☆☆

文章が長いですが、書いてあることを根気よく整理すれば、そんなに難しい問題ではありません。

240Lある状態からポンプA2基とB3基を10分間動かすと、残っている水の量は、
240ー(3×2+5×3)× 10=240ー210=30(L)

30Lある状態から給水管をあけ、もしポンプが1基も動いていない状態30分間経過したと仮定すると、その場合の水の量は
30+4×30=150(L)

実際には60Lなので、この30分間で90Lをポンプでくみ出したことになります。これは1分間あたりで計算すると、
90÷30=3

これはポンプA1基に相当するので、ポンプA2基とB3基の状態からだと、ポンプA1基とB3基を停止させたことになります。

 

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