西宮の家庭教師ダイアログによる過去問解説。今回は夙川中学校の過去問です。
もくじ
1 計算問題
解説は省略します。
2 小問集合
解説は省略します。
3 製品と材料の数
材料の数によってできる製品の数が決まる問題です。二つ以上の材料を使う場合、「足りない方の材料」によってできる製品の数が決まります。
(1)難易度:★☆☆☆☆
Aが30個、Bが40個あるので、Cを作るための材料としては、AはC15個分、BはC13個分あることが分かります。できるCの数は、足りない方で決まるので、13個です。
(2)難易度:★☆☆☆☆
Dを作るための材料としては、AはD7個分、BはD40個分あることが分かります。できるDの数は、足りない方で決まるので、7個です。
(3)難易度:★★☆☆☆
CとD1個ずつのセットをつくることを考えると、Aは6個、Bは4個必要です。
よってCDセットを作るための材料としては、Aは5セット分、Bは10セット分あることが分かります。できるセットの数は、足りない方で決まるので、5セットです。よってC、Dあわせて10個つくることができます。
(4)難易度:★★★☆☆
製品CもDも材料が合計5個必要であるということは同じですね。そして、材料AとBは合計70個あるので、作れるCとDは最大でも合計14個だということが分かります。とりあえず、合計14個作ることを目指してみましょう。
仮に、Dを14個作る場合を考えてみましょう。Aが56個、Bが14個必要なので、Aが26個不足し、Bが26個余ることになります。
このままでは14個作れないので、作る予定のDを1個、Cに変更してみましょう。すると、必要なAは2個減り、Bは2個増えてます。
ということは、 「Aの26個の不足」と「Bの26個の余り」は、DからCへの変更を13回繰り返せば解消するということが分かります。
つまり、C13個、D1個。
4 かけ算の一けた目
かけ算の筆算のやり方を思い出せば、整数同士の積の一けた目はかける数、かけられる数の一けた目だけを考えればいいことは理解できるでしょう。また、同じ整数を2回かけると、一けた目に出てくる数は0、1、4、5、6、9のいずれかになります。これに3をかけるとどうなるでしょうか。
(1)難易度:★☆☆☆☆
「3にnを2回かけ算したときの一の位」をR(n)で表すということなので、R(7)は3に7を2回かけ算した一の位です。
3×7×7=147
よって R(7) =7
(2)難易度:★☆☆☆☆
R(n)を考えるとき、nの一けた目だけを考えればよいことになります。つまり、R(26)=R(6)
3×6×6=108
よって、R(26)=R(6)=8
(3)難易度:★★☆☆☆
R(2021)=R(1)だから、
3×1×1=3
よって、R(2021)=R(1)=3
(4)難易度:★★☆☆☆
R(0)=0
R(1)=3
R(2)=2
R(3)=7
R(4)=8
R(5)=5
R(6)=8
R(7)=7
R(8)=2
R(9)=3
nが10以上の場合は、nの一けた目によってR(n)が決まるので、上記の整数が繰り返し現れる。
よって、R(n)として現れない整数は、1、4、6、9。
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