090-6730-7814

【夙川中学過去問解説】2021年度 理科 第2回 大問3

夙川中学過去問 2021年度 理科 第2回 大問3

問題文をそのまま掲載すると著作権上問題となるため、学校サイトの過去問PDFをご参照ください。まず自分で解いてみてから以下の解説を読んでください。

「中華丼のあんに唾液をくわえてとろみをなくす」というエキセントリックな実験を味わえるたのしい問題です。ただ消化酵素のはたらきと温度の関係を実験から読み解くという、意外と解きがいのある問題になっています。

問1、2 難易度:★☆☆☆☆

中華丼に唾液を落とす人

唾液にはアミラーゼという、デンプンを分解しマルトース(麦芽糖)に変える酵素が含まれています。

ちなみにアミラーゼほどは多くありませんが、マルトースをさらにグルコース(ブドウ糖)に分解する、マルターゼという酵素も唾液には含まれています。

問3 難易度:★★☆☆☆

でんぷんが含まれていることを調べる方法として、ヨウ素液を加えて色の変化を見る方法がよく知られています。

【解答】
ヨウ素液を加えて青紫色に変われば、でんぷんが含まれているといえる。

問4 難易度:★☆☆☆☆

スーパーなどで売られている片栗粉は主にジャガイモのでんぷんからつくられています。でんぷんは、植物の光合成というはたらきによりつくられ、植物の体の中にたくわえられます。

人気スイーツのタピオカも、でんぷんを主成分とする「キャッサバ」という種類のイモからつくられます。成分がよく似ているので、おうちで片栗粉をつかって「なんちゃってタピオカ」をつくることもできます。ググってみましょう。

問5 難易度:★☆☆☆☆

【実験2】では、唾液を加えた【実験1】との比較のために水を加えています。水ではとろみは変わらないで、➃「変化しなかった」が正解となります。

問6 難易度:★★☆☆☆

表1から、40℃までは温度を上げるとあんのとろみがなくなるまでの時間が短くなりますが、55℃では時間が長くなっています。

よって、酵素の分解力のピークが40℃付近にある②か③が正解になります。また表1より10℃と55℃で比較した場合、10℃の方が酵素の分解力が小さくなるはずなので、③が正解となります。

ヒトの身体の中ではたらく酵素は、だいたいヒトの体温くらいで、効果を発揮できるようにできています。それよりも温度が低すぎたり高すぎたりするとその働きは弱まってしまうのです。くわしくは高校で学ぶことになります。

 

夙川中学過去問解説の一覧へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。