今回は、テスト勉強するときの予定の立て方のテクニックです。
テスト勉強をするときに、勉強へ向かう気持ちをジャマするのが「テストまでまだ時間がある」という意識です。でも実は教科の多さを考えるともう始めないとヤバい…という状況になっているのはよくあるパターンですね。
たとえば、下図のように数学ⅠとA、英語、化学、日本史、古文のテストが、再来週に迫っているとします。まだまだ時間があるような気がしますよね。ここで予定表作成をスタートします。
まず、テストまでの1週間の予定を整理し、勉強に使える時間を算出します。学校の授業時間はもちろん、人によってはアルバイトや部活などがあるでしょうから、その予定も入れておきます。睡眠時間をけずるのは非効率なので、23時には寝ることにします。
このように勉強に使える時間に〇を付けると、勉強に使える時間は63時間であることが分かります。通学、帰宅に電車の時間があり、そこで勉強できる場合にはそれも加算します。仮に片道15分電車に乗るとすると、3時間は勉強時間が取れ、合計66時間。1科目あたり使える時間は平均11時間であることが分かります。そろそろ始めないとヤバいですね。
ここで、自分の得意不得意などを考慮しながら、それぞれの科目に何時間あてるかを決めていきます。たとえば私であれば古文と英語はやや苦手、日本史は平均くらい、数学と化学は得意だったので、以下のような時間割りにしました。
・古文 15時間 ・英語 16時間 ・日本史 10時間
・数学Ⅰ 8時間 ・数学A 8時間 ・化学 9時間
この時間を割り振っていきますが、記憶の効率を考え以下の手順とルールで埋めていくといいでしょう。
・テスト中や前日は次の日のテスト科目のみ勉強する。
・夜の時間帯と電車内での時間は暗記科目にあてる。
・2~4時間くらいのまとまりになるようにする。
この通り、時間のバランスが取れた予定表が完成しました。あとは具体的に何をやるかを書き込んでいきます。
計画通りに勉強が進むとは限りません。というより、予定外のことは必ず起こります。計画は常に修正されるものです。しっかり根拠をもった計画を立てているからこそ、遅れが出たとしても修正することができるのです。
ちなみに、このように時間管理をするには大学ノートでも良いですが、この計画表と同じように時間の区切られた「週間バーチカル」タイプの手帳もあるのでそれを利用してもいいでしょう。ちなみに私は学生時代から会社員時代まで、そして今もこのタイプの手帳を使っています。ぜひ使ってみてください。