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神戸大学入試解説│2019年度 生物 大問Ⅳ

神戸大学過去問 2019年度 生物 大問Ⅳ

問題文をそのまま掲載すると著作権上問題となる可能性があるため、神戸大学サイトにある過去問PDFを見てください。そしてまず自分で解いてみてから以下の解説を読んでください。

神戸大学の生物過去問(2019年度)「メンデルの法則」に関する問題です。雌性側と雄性側で配偶子のつくられ方が違うというイレギュラーはありますが、それ以外は「独立の法則」などの基本的な概念を理解していれば大丈夫です。

問1 難易度:★★☆☆☆

(ア)劣性ホモ接合体を交配することにより遺伝子型を調べる方法を検定交雑といいます。

(イ)ヘテロ接合体で検定交雑を行うとヘテロ接合と劣性ホモ接合が1:1に分離します。

問2 難易度:★★☆☆☆

実験結果(1)よりヘテロ接合体Aaの個体が卵細胞をつくるときにはA:a=1:1で次代に伝えられることが分かります。

また 実験結果(2)よりヘテロ接合体Aaが花粉をつくるときにはA:a=2:1の比で次代に伝えられることが分かります。

よって、次代の個体の遺伝子型の割合はそれぞれ、

AA:\frac{1}{2}×\frac{2}{3}\frac{2}{6}
Aa:\frac{1}{2}×\frac{2}{3}\frac{1}{2}×\frac{1}{3}\frac{3}{6}
aa:\frac{1}{2}\frac{1}{3}\frac{1}{6}

分離比はAA:Aa:aa=2:3:1

問3 難易度:★★☆☆☆

実験結果(3)よりヘテロ接合体Bbの個体が卵細胞をつくるときにはB:b=4:1の比で次代に伝えられることが分かります。

また 実験結果(4)よりヘテロ接合体Bbの個体が花粉をつくるときにはB:b=2:1の比で次代に伝えられることが分かります。

よって、次代の個体の遺伝子型の割合はそれぞれ、

BB:\frac{4}{5}×\frac{2}{3}\frac{8}{15}
Bb:\frac{4}{5}×\frac{1}{3}\frac{1}{5}×\frac{2}{3}\frac{6}{15}
bb:\frac{1}{5}\frac{1}{3}\frac{1}{15}

分離比はBB:Bb:bb=8:6:1

問4 難易度:★★★☆☆

「遺伝子座ⅠとⅡは別の染色体上にあり、お互い相手の形質には影響を与えない」とあります。つまり、AとBには独立の法則が成り立つするということです。

結果(1)と(3)より、ヘテロ接合体AaBbの個体が卵細胞をつくるときにはAB:Ab:aB:ab=4:1:4:1の比で次代に伝えられることが分かります。

結果(2)と(4)より、ヘテロ接合体AaBbの個体が花粉をつくるときにはAB:Ab:aB:ab=4:2:2:1の比で次代に伝えられることが分かります。

以上より、ヘテロ接合体どうしで交雑した場合の次代の遺伝子型を表にあらわしてみます。

分離比

これを集計すると、次代の個体の遺伝子型の分離比が分かります。

 AABB:AABb:AAbb:AaBB:AaBb:Aabb:aaBB:aaBb:aabb
=16:12:2:24:18:3:8:6:1

 

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