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兵庫医科大学(西宮市)入試解説│2021年度 生物 問2

西宮の家庭教師ダイアログによる過去問解説。今回は西宮市にキャンパスがある兵庫医科大学の過去問です。

兵庫医科大学の生物過去問(2021年度)問2は植物の細胞に関する問題です。(1)~(5)は植物細胞と浸透圧についての基本的知識を問う問題。(6)(7)は核小体についての知識を問う少し発展期な内容です。

(1)難易度:★☆☆☆☆

これは図を見れば簡単ですね。

細胞内に1個ある(ア)は核、その中に通常1つある(イ)は核小体です。

大きな細胞ほど大きい(ウ)は液胞、細胞膜の外側にある構造(エ)は細胞壁です。

(2)難易度:★☆☆☆☆

植物の細胞壁の主成分はセルロースです。

(3)難易度:★★☆☆☆

図2では、植物細胞が25%ショ糖水溶液(高張液)にさらされ、浸透圧により細胞内の水が細胞外へ出て細胞が縮み、細胞膜と細胞壁が離れた状態になっています。

この現象を原形質分離といいます。

(4)難易度:★★☆☆☆

(3)で説明してしまいましたね。

25%ショ糖液は細胞質に比べて高張なので、細胞内の水分が細胞外へ流出し、細胞膜に包まれた原形質の体積が小さくなり、原形質が細胞壁から離れたから。

(5)難易度:★★☆☆☆

蒸留水(低張液)に細胞をさらすと、浸透圧により細胞外から細胞内へ水が入り細胞は膨らもうとします。ただし、植物細胞では膨らもうとする細胞をおさえつける細胞壁による圧力(膨圧)がはたらきますので、見た目の大きさはそこまで変わりません。

(6)難易度:★★★☆☆

核の中にある核小体は、リボソームRNAの転写や、リボソームの構築が行われる場所です。分子密度が高く、核内のほかの場所よりもRNAが多く存在しています。

そして、文章中の染色液Xは核酸(DNAおよびRNA)を染めるものだと分かります。なので、RNA分解酵素で処理したのち、Xで染色すると(イ)のみが染色性が低下し、(ア)と(イ)に含まれる物質の違いを確認できます。

(7)難易度:★★★☆☆

これも(6)で説明してしまいましたね。

Aで処理することにより、(イ)に存在するリボソームRNAが分解される。(ア) に含まれるRNAは比較的少ないため、処理前と比べて(ア)の染色性はほとんど変わらないが、(イ)は染まりにくくなると予想できる。

 

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