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【兵庫県公立高校入試解説】2021年度 理科 大問Ⅲ

Ⅲ-1 白色粉末の分類

(兵庫県教育委員会の許可を得て掲載しています)

(1)難易度:★★☆☆☆

石灰水が白く濁るということは、二酸化炭素が発生しているということです。二酸化炭素は、炭素をふくむ物質が燃えた時に発生します。炭素の単体(黒鉛など)だけでなく、有機物にも含まれます。よって、エ。

(2)難易度:★☆☆☆☆

選択肢のうち、有機物は「砂糖」と「デンプン」です。砂糖の方が水に溶けやすいので、Wがイの砂糖、Yがウのデンプンです。

(3)難易度:★★☆☆☆

XとZの候補は、塩化ナトリウムと炭酸水素ナトリウムです。この二つの違いは色々ありますが、分かりやすいのは水に溶かしたときの性質です。塩化ナトリウム水溶液は中性なのに対し、炭酸水素ナトリウム水溶液はアルカリ性です。

文章に「うすい赤色になった」とあるので、使った試薬はアのフェノールフタレイン溶液で、Xがアの塩化ナトリウム、Zがエの炭酸水素ナトリウムだとわかります。

BTB溶液でも液性を判別できますが、酸性で黄色、中性で緑色、アルカリ性で青色なので赤色にはなりません。

ベネジクト液は糖を検出するための試薬です。

Ⅲ-2 塩酸と炭酸カルシウムの反応

(兵庫県教育委員会の許可を得て掲載しています)

この問題が解けなかった人は、解説を読む前に以下リンク先の『あるサンドイッチやさんのはなし』を読んでください。「最終製品の量は足りていない材料の量によって決まる 」ことを理解しましょう。

【須磨学園中学過去問解説】2021年度 理科 第1回 大問2

(1)難易度:★★☆☆☆

反応前と反応後で、二酸化炭素が出ていくことによって質量が減少しています。(a)の質量と(b)の質量の差が、二酸化炭素の発生量となります。

表より、炭酸カルシウムを1.00gから2.00に増やしたとき、発生する二酸化炭素は0.44g増える。…➀

表より、1gの炭酸カルシウムから発生する二酸化炭素は0.44gだから、比例関係になっていない表のC~Fでは炭酸カルシウムが余っています。反応した炭酸カルシウムの質量は、

1.10÷0.44=2.5(g)

これが塩酸20.0㎤と反応しているので、塩酸を2倍の40.0㎤まで増やすと、炭酸カルシウム5.00gまで反応するようになります。その時発生する二酸化炭素は、2.20gとなります。よって、グラフはウ。…②

(2)難易度:★★☆☆☆

A~Fのビーカーの中身を集めるのですが、反応前の塩酸と炭酸カルシウムを一緒に入れたのと同じ結果になります。ですので、それぞれの質量を集計します。

塩酸 ⇒ 20×6+40=160(㎤)

炭酸カルシウム ⇒ 1+2+3+4+5+6=21(g)

(1)より20㎤の塩酸と2.5gの炭酸カルシウムが反応するので、21gの炭酸カルシウムを反応させるのに必要な塩酸は、
21×\frac{20}{2.5}=168(㎤)

よって、残った炭酸カルシウムを反応させるのに必要な塩酸は、
168-160=8(㎤)

(3)難易度:★★☆☆☆

21gの炭酸カルシウムから発生する二酸化炭素の質量は、
0.44×21=9.24(g)

よって、反応後の容器の中身の質量は、
(塩酸の質量)+(炭酸カルシウムの質量)-(発生した二酸化炭素の質量)
=168×1.05+21-9.24
=188.16(g)

よって、イ。

 

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