はじめまして!西宮市にて個人契約家庭教師として活動しています、柿田周作と申します。ここでは、私自身のことについて知ってもらうために、経歴についてお話いたします。
1984年、広島県に生まれました。
小学5年生で友達のお父さんが経営する塾に入り、中学受験に向け勉強を始めました。田舎の個人塾ではありますが、塾で2番目の成績をキープしていました。
第一志望の私立中高一貫校に合格・入学。天文部に入り流星観測をしたり、ハイロウズのコピーバンドをやったりしていました。かなり自由で過ごしやすい校風でした。
その後、大阪大学人間科学部に現役入学。サイクリング部に入りツーリングに熱中。仲間と全国をまわりました。学部は吹田キャンパスなのに、ふだんから豊中キャンパスの部室に入りびたり、あまり授業に出た記憶はありません。今はなきボランティア人間科学講座に所属していましたが、あまり熱心な学生とは言えず、研究室の先生・同級生にはご迷惑をおかけしました。在学中、主に部活の費用のためにいろいろアルバイトを経験し、2年間ほど家庭教師もやりました。
なんとか卒業させていただいた後、とある化学メーカーに就職。文系入社で経理担当でしたが、その現場の工場で、巨大なプラントを目の当たりにしました。十億~百億円単位のプロジェクト。その設備投資がどのような意味をもつのか?工場経理はそこに経済的妥当性があるかをチェックしなければなりませんので、プラントの構造や化学反応のことを理系社員に教わる日々です。そんな中、高校時代に勉強した化学の面白さを思い出し、もう一度勉強を始めました。
同じ時期に読んだ本が、福岡伸一さんの『生物と無生物のあいだ』です。生物の仕組みだけでなく、生物学研究の歴史の面白さに、文章力も相まってどんどん魅せられていきました。福岡さんの著書はほとんど読みました。
こうした経験から、大学に入り直して理系の勉強をしたいと思うようになりました。受験勉強を始めたのは社会人4年目の時です。当時は姫路市に住んでいましたが、会社の人に見られるのを避け(笑)神戸市や西宮市の自習室を利用していました。そこで「塾なし・予備校なし・市販のテキストのみで、いかに効率的なルートで勉強するか」ということを一番に考えました。参考書ルート指導で有名な『武田塾』が全国展開する前の話です。このノウハウが、今の家庭教師指導のベースになっていると思います。
獣医学科を受けようと思ったのは、生物の勉強が楽しかったこと、私も妻(当時は彼女)も大の動物好き(とくにネコ)だったことと、芥川賞作家、町田康さんのエッセイ『猫にかまけて』を読んだこと。獣医さんはとてもやりがいのありそうな仕事だな、と思ったことからです。
1年間、サラリーマンと受験生の二足のわらじで勉強し、鹿児島大学獣医学部に合格しました。4年勤めた会社を退職し、鹿児島へ。6年間の学費・生活費はサラリーマン時代の貯金とアルバイトで賄うと決めていました。そのため、効率的に稼げるアルバイトとして家庭教師業を再開しました。
ある最大手の家庭教師業者に登録した上、裏方の事務所スタッフとしてもアルバイトしました。トッププロ講師として活動、裏方スタッフとしても働く中で、ご家庭とのやり取りも含めた家庭教師の仕事がどんどん面白くなり、結局、鹿児島にいた6年間ずっと続けました。後半はポリクリ(獣医療現場での研修)との両立はかなり大変でしたが、やりがいがありました。この時の社員さんとは自他共に認める名コンビで、本当に楽しく仕事ができました。この時の経験が今の自分の家庭教師キャリアの基礎になっています。
一方、獣医学部での勉強も、とても面白いものでした。普通に生活しているだけでは想像できない人間と動物とのかかわり。その光と影を目の当たりにし、体感したことは他では絶対に得られない経験であったと思います。卒業研究は肉牛の遺伝病の研究で、ひたすらPCRを回し、ひたすら関連する英語論文を発掘する日々でした。
獣医師になるためには、国家試験に合格しなければなりません。国家試験では中学・高校・大学受験とは比べ物にならないくらいの暗記量が求められます。覚えなければならないテキスト(『北大まとめ』という自費出版本)の厚さに、正直最初は「これは無理やろ」と思いました。それでも、クラスみんなで「国試部屋」という勉強部屋をつくり、モチベーションを維持し合いながら助け合い、学年全員合格を達成しました。勉強において、いかに勉強の環境や周りのサポート・雰囲気づくりが大切かを自ら実感として思い知らされました。
卒業後は兵庫県内の動物病院で働き始めました。サラリーマンの時から兵庫県は住みやすいイメージがあったので、兵庫県内の動物病院を選びました。基本的には楽しく働いていましたが、その動物病院は2年ほどで退職しました。理由はいくつかありますが、病院の方針への疑問や体力面の不安などがありました。
その後、家庭教師を再開。昼間は他の動物病院でアルバイト 、夕方以降は家庭教師の副業という生活をしていました。
2020年、コロナウイルス感染症拡大に伴ってアルバイト先の動物病院の経営が悪化し、やめることになりました。その後は、外出自粛もあり、なかなか就職活動もできませんでした。
このとき「今までいろいろやっててきたけど、一番楽しくやりがいがあった仕事は何だろうと」と考え、ライフワークとして家庭教師をメインに据えることになりました。当時、西宮市の生徒さんが大半でしたので西宮市に引っ越し、自力で生徒さんを集めようと思い、このサイトも立ち上げました。
ライフワークとして家庭教師もやりつつ、何か社会貢献できる仕事をしたいと思い、2021年4月から近隣自治体(※)で獣医師さんとしての仕事を始めました。入ってみれば、意外にも多文化で多様性あふれる職場で、刺激を受けつつ楽しく仕事ができています。仕事内容は、卒業研究と関連のある食肉関係です。気になる方は直接聞いてみてください。
(※西宮市ではないですが、一応地方公務員です。が、きちんとルールに則り、副業も許されていますので、ご安心を。)
いまはとてもストレスが少なく良い働き方ができていますが、振り返ってみると、決して順風満帆ではなく、挫折や迷いなどを経て、今の自分があります。だからこそ、受験に立ち向かう生徒さんやご家族に寄り添った家庭教師でありたいと思います。
追記:2023年10月、第一子が産まれました。むちゃ可愛がっています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。もし私の指導に興味をお持ちいただきましたら、ぜひお問い合わせの上、無料体験授業を受けてみて下さい。